タグ
コミットにはタグをつけることができる。
コマンド | 動作など |
---|---|
git tag | タグの一覧をアルファベット順で表示 |
git tag タグ名 (コミット) | HEADにタグ(軽量版)をつける(コミット指定可) |
git tag -a タグ名 -m "メッセージ" | 注釈付きタグをつける |
git show タグ名 | タグのデータとコミットを見る |
git tag -d タグ名 | タグを削除 |
git push origin タグ名 | 指定したタグの情報をリモート(origin)に送る |
git push origin --tags | タグの情報を全てリモート(origin)に送る |
タグをつけると、diff
などコミットを引数とするコマンドで、ハッシュの代わりにタグで指定することができる。
軽量版のタグは、特定のコミットに対するポインタにすぎない。
注釈付き (annotated) タグは、タグを作成した人の名前・メールアドレス・作成日時・タグ付け時のメッセージなどが記録される。署名をつけることも可能。タグのデータは、$ git show
で見る。
タグをつけると、以下のようにlog
でも表示される。
$ git log --oneline --all 851b717 (HEAD -> develop, tag: v2.0) develop 9c5985e (origin/master, origin/HEAD) new 11a5170 Merge branch 'fix' b3f31e6 fix commit
なお、普通に$ git push
をしてもタグの情報はリモートに送られないため、上の表のコマンドで別途タグ情報を push する必要がある。
タグ名を変更したいとき
タグをv2.0
からv3.0
に変更する例。
$ git tag v3.0 v2.0 $ git tag -d v2.0 Deleted tag 'v2.0' (was 851b717) $ git tag v3.0
まず、$ git tag 新しいタグ名 元々のタグ名
で二重にタグがついた状態にする。次に、古いタグを削除。