『王様の速読術』を読んだ

王様の速読術

王様の速読術

どんな本か

1冊30分と決めて読む。目的別にさまざまな速読術を組み合わせて、無理なくできる速読術を紹介する本。専門書や試験対策、英文などに合わせた読み方も。アウトプットの大切さなど、読んだその先まで言及されている。

なぜ読んだのか

最近、購入したものの読めていない本や途中までしか読んでいない本が溜まってきた。昔から本を読むのが遅く、フォトリーディングなどの本を買って試したこともあるが全然身につかなかった。

読みたい本がどんどん増え続ける一方で、買ってもなかなか読めないという状況を打破すべく、この本を読んでみた。

大事だと思ったことをメモ

本は、一言一句読む必要はない。読書の目的は「読む」ことではなく、「自分が必要な情報を獲得する」こと。

速読の目的は、短時間で情報を得てそれを知識として身につけること。いくら速く読めても、頭に残らなかったら意味がない。

主体的に読書することが大事。そのためには、とにかく目的意識をはっきりさせること。

なぜ、その本を読むのか?その本から何を得たいのか?

1冊30分と時間を決めて、最初に全体像を把握し、どこに力を入れて読むか戦略を立てメリハリをつけて読む。大事なところを2割読むことで全体の8割ぐらい理解できる。拾い読みや斜め読み、飛ばし読みとは違う。

身につけた知識は、アウトプットすることではじめて役に立つ存在となる。

所感

王様の速読術は、目を早く動かすとか大変な訓練が必要な技術ではなく、自分にとって役立つ本、自分にとって重要な部分を素早く判断できる技術のことだった。

「一言一句読む必要はない」、「読むことが目的なのではない」。言われてみればその通りだが、今まで、本ははじめから終わりまで、一言一句読むものと思って実際そのようにやってきたので、目からウロコだった。

この本を読みながら、後半は少しメリハリをつけて読んでみたのだが、それだけでも今までの速さに比べたら2倍くらいにはなったと思う。

どんどん本を読んでいこう。