『やり抜く力』を読んだ

どんな本か

IQでも才能でもない、成功に必要な第3の要素とは? 全米社会に絶大な影響を与えた成功と目標達成の画期的な理論! 人生の成否を決定づける「やり抜く力」について、自分での身につけ方から、子どもなど他人の「やり抜く力」を伸ばす方法まで徹底的に明らかにする。これまでのあらゆる常識がくつがえる衝撃の一冊!
Amazon.co.jp より

なぜ読んだのか

先日のLT会で紹介されていて、そのLTに感動したので、読んでみた。

大事だと思ったことをメモ

  • 「やり抜く力」とは、「情熱」と「粘り強さ」
    • 「情熱」とは、ひとつのことに専念すること
  • 偉大な人とふつうの人の決定的なちがいは「動機の持続性」
    • 「情熱」と「粘り強さ」と似ている
  • 「やり抜く力」を強くする4ステップ
    • 興味
    • 練習
    • 目的
    • 希望
  • エキスパートになるためには、「意図的な練習」が必要
    1. ある1点に的を絞って、ストレッチ目標(高めの目標)を設定する
    2. しっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す
    3. 改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する
      • 時間の長さより「どう練習するか」がカギ -「目標設定 → クリア」を繰り返し続ける
      • ラクな練習」はいくら続けても意味がない
      • 「優秀な人」の姿勢を知る
      • 「習慣(ルーティーン)」をつくる
  • 「情熱」の源は「興味」と「目的」
    • 「これは人の役に立っている」と考える
    • 幸福になる方法は「快楽を追うこと」と「目的」を追うこと
  • レンガ職人の話
    • 「なにをしているんですか?」
      1. 「レンガを積んでるんだよ」 → 仕事
      2. 「教会をつくっているんだ」 → キャリア
      3. 「歴史に残る大聖堂を造っているんだ」 → 天職
    • 職種による違いはない
    • 自分がどうとらえるか
  • 「大きな目的」のためなら、人は粘り強く頑張れる
  • 「楽観主義者」は無力感を乗り越えられる
  • 「やり抜く力」は伸ばせる

所感

レンガ職人の話が印象的で、でもどっかで聞いたことあるような…と考えていたら、思い出した。

「角谷トーク」 で何度も出てきた文。

単に石を切り出す場合でも、常に心に聖堂を思い描かねばならない。
-- 採石場作業者の心得
『達人プログラマー』より

よく似た話だ。『達人プログラマー』も読みたい。

自分が何のためにそれをやるのか、常に目的や問題の全体像を考える、または意識することが大切だということだと思う。

“「才能」は、努力によってスキルが上達する速さのこと” と書かれていたが、結局は努力しなければ才能は花開かないということで、努力を続けられることが一番大事。

努力を続けるためには、興味と目的を持って取り組むこと。

好きなものがあるというのは、それだけで強みになるのかもしれない。

あと自分は元々楽観的なタイプなので、そこはよかった。

好きなことを仕事にできるように、頑張ろう。